『肩こりからくる頭痛…種は減らしたほうが…』
【カイロこまば通信】

カイロこまば通信は、2006年11月から当院入口で配布してきたニュースレターです。様々なテーマで健康情報を発信していますので、ぜひご覧ください。順次掲載して行きます!

カイロプラクティックこまば
【東京都 井の頭線駒場東大前駅すぐ】

03-5454-2335

ご予約はこちらからどうぞ

テーマ:肩こりからくる頭痛…種は減らしたほうが…

前回テーマ"肩こり"に関連させて、今回は肩こりからくる頭痛についてお話します。とはいえ、頭痛全般の話も書いていますので、頭痛でお悩みの方はぜひお読みください。頭痛の種を減らしておくことが大切なのです。

今回は前回テーマ("肩こり")の延長として、肩こりからくる頭痛のお話をします。

問診にて「肩こりがひどくなると頭痛も…」という話はよく聞きます。重いような鈍い痛みを訴える方が多く、片頭痛のような拍動痛(ズキン…ズキン…)とは痛み方が異なり、緊張型頭痛と呼ばれています。昔は筋緊張性頭痛と呼ばれていたように、姿勢が悪かったり、首に過度な負担がかかったりすることで首を支える筋肉の疲労を生み、頭痛が引き起こされるのです。もっとも、このような身体的ストレスだけでなく、精神的ストレスからも引き起こされることから、今では緊張型頭痛と呼ばれています。

この緊張型頭痛でも、典型的な症状だけでなく、時々吐き気を伴う激しい頭痛が生じるケース(片頭痛との混合型…)もありますし、頭痛薬が欠かせないという方もいらっしゃいます。肩こりからくるものだし、「頭痛くらい、しょうがないか…」とは思わないでください。頭痛がひどくなって日常生活に支障が出ている方もいらっしゃいますので…。

検査中に感じることですが、頭痛の症状がある方は大抵、姿勢が悪くて首周りの筋肉に過緊張がある、頚椎全般の可動制限や特に上部頚椎での可動低下が認められるといった痛みを引き起こしかねない要素を持っています。仕事でPCをずっと使っている、長時間運転を行う、育児で子供を抱っこするなど、日常生活には首に負担をかける要因がたくさんありますから、頭痛がなくても首周りの筋肉に過緊張がある方は多いです(ほとんどの方が…と言えるくらいです)。でも、検査中にそのような首の筋肉を押すと、頭痛が誘発されることがあるのです。トリガーポイントと呼ばれる筋肉からの関連痛(押している場所だけでなく、その筋肉のある場所とは別のところにも痛みが広がるように出てくる…)なのですが、意外とよくみられます。

この他にも頭痛の種というようなものはたくさんあります。頚椎の関節、特に頭蓋骨との境界付近にある上部頚椎が種になる頭痛(頚椎原生頭痛…)もありますし、頭蓋骨自体が種になったりもします。このような種は、肩こりのある方だけでなく、片頭痛のような慢性頭痛をお持ちの方であれば、少しでも減らしておくべきです。例えば、生理痛に伴う頭痛でも、頭痛の種を減らしておくことが大切なのです。

肩こりからくる頭痛に話を戻します。

頭痛を誘発する筋肉は首付近に多いので、まずは首周囲の筋肉のこりを改善させておくことが大切です。ただ、筋肉のこりは日常の生活習慣が増悪要因になるため、戻りやすい傾向にあります。座り方の改善やエクササイズを通じて肩・首にかかる負担を軽減させ、なるべくこりが改善できている状態をキープしましょう。そのためには、頚椎の機能障害を改善させ、頚椎全体の柔軟な動きを取り戻しておく必要があります。アジャストメントという瞬発的な力を加える手技が必要となるケースもありますが、まずは患者さんに協力してもらいながら深部筋の過緊張を改善させるという施術を行っております(詳しくは…体験してみてください…)

頭痛を伴っている訳ですから、頭蓋骨の動きをチェックすることも大切です。頭蓋骨の動き?と思われるかもしれませんが(現代医学にはない考え方です…)骨自体のたわみ縫合を介して他の骨に伝わって行く動きが呼吸に合わせて行われているのです(顎関節も加えた頭蓋全体が一つのシステムとして呼吸に合わせて連動しているという考え方です…)。その連動した動きが制限されることで、様々な問題が引き起こされるのですが、頭痛もその一つなのです。

当院に来院された患者さんからは、意外と早い段階で「頭痛の出る頻度が減ってきた」とか、「痛みはあるが薬を飲まなくても大丈夫になった」というお声を頂くことが多いです。このような症状でお悩みの方は、ぜひ一度ご来院ください。

カイロこまば通信vol67のイメージ画像

※バックナンバー一覧はこちら↓

『カイロこまば通信』索引

【参考に、こちらもどうぞ…】

トップページにリンクするボタン