『骨を強くするために戸外の散策はいかが?』
【カイロこまば通信】

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テーマ:骨を強くするために戸外の散策はいかが?

今回はを強くするという観点から、栄養学に関連したお話をしてみたいと思います。もう知っているよ…と思われる内容かもしれませんが、骨がしっかりしていることは身体の土台の安定を高めることです。この機会に再確認してみましょう。

梅雨入りまではもう少し。せっかく気候の良い季節ですから、屋外で身体を動かしてみては如何ですか。ゴルフやテニス、サッカーといったスポーツをされても良いですが、広い公園を散策したり、海まで足を伸ばして散歩したりするのもリフレッシュができて心身ともに充実できます。

と、このような出だしになったのは、丈夫な骨や歯のためにしっかりと日光に当たりましょう!という思いからです。

ご存知かもしれませんが、骨や歯の主成分であるカルシウム(以下、Ca)は活性型ビタミンDによって効率的に腸から吸収されます。ビタミンDは食事から摂取されるだけでなく皮膚に存在するコレステロールが紫外線をあびることで体内でも生成され、腎臓や肝臓で活性化されて利用されます。

ビタミンDは脂溶性ビタミンですから、過剰摂取は害となるのですが(通常の食生活では問題ないそうですが、サプリメントとして摂取する場合は要注意…)、体内で生成されるビタミンDは過剰に作られることはありません(全身が日焼けして黒くなると生産は止まります…)。そう考えると、日に当たることが骨を強くする近道と言えるのです。

太陽をあびながら散歩する子供の画像

もちろん、一日中屋内にいて日に当たらない生活をしている人や、成長期のお子さん、妊娠中や更年期以降の女性の方はCaが不足する傾向にあるので、食事によるビミタンDの摂取も心掛けるべきとは思いますが、まずは日中に散歩する機会を増やすといった方法から始めてみてはいかがでしょうか(ちなみに食事から摂取する場合は干し椎茸や青魚が良いそうです…)

その他、骨の健康のためにはマグネシウム(以下、Mg)ビタミンK大豆イソフラボンコラーゲンなども大切ですが、骨基質を強くするCaをしっかりと摂取しないことには話になりません。逆にリン(骨を強くするためには必要なのですが、食品添加物にも幅広く使われているため、逆に摂りすぎとなってCaやMgの吸収を阻害します…)塩分(摂りすぎはCaの尿中への排泄を促進します…)、ほうれん草に含まれる蓚酸、コーヒーに含まれるカフェイン過度のアルコール(適度はCaの吸収に役立ちますが…)、煙草に含まれるニコチンなどはCaの吸収を妨げますので、摂りすぎには注意が必要です。

Caやその他の栄養素をしっかりと摂取して、日に当たる…それに加えて運動することで骨に負荷をかける…これが子供の場合はくる病(乳幼児のビタミンD不足も増えているようです…)、大人の場合は骨軟化症や骨粗鬆症を予防することにつながるのです。

紫外線が皮膚に与える影響を考えるとあまり日に当たりたくない…と思う気持ちも分かりますし、どのくらい日光を浴びるべきというデータもまちまちなので適度に…(1日15分程度??)としか言えません。とはいえ、手軽に身体の内面を鍛える方法とも言えますので、気にされてみては如何でしょうか。

カイロこまば通信vol37のイメージ画像

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