『皆さん、このような症状を気にしています!』
【カイロこまば通信】

カイロこまば通信は、2006年11月から当院入口で配布してきたニュースレターです。様々なテーマで健康情報を発信していますので、ぜひご覧ください。順次掲載して行きます!

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テーマ:皆さん、このような症状を気にしています!

平成16年の統計情報をもとに書いていますので、少々情報が古いです。その点をご理解頂いて、お読みください。

今回は趣向を変えて、"皆さんはどのような症状が気になっているのか"をテーマに、統計データからお話して行きます。

当院の患者さんは、腰背部痛、臀部痛(お尻付近の痛みです)、首や肩の凝り・痛み、股関節や膝の痛み、頭痛、身体の歪みといった様々な症状で来院されます(といっても腰痛が一番多いのですが…)。とはいえ、実際のところ皆さんはどのような症状が気になっているのでしょう?

その点に関しては、厚生労働省が発表している国民生活基礎調査に面白いデータがあります。平成16年、性・年齢階級別にみた有訴者率の上位5症状(厚生労働省統計表データベースシステムhttp://wwwdbtk.mhlw.go.jp/toukei/ より)という統計データを見ると、男性(全年齢)では第1位が"腰痛"、第2位が"肩こり"、女性(全年齢)では第1位が"肩こり"、第2位が"腰痛"という結果でした。ちなみに、男性の第3位が"せきやたんが出る"に対し、女性の第3位は"手足の関節が痛む"です。

この統計は、有訴者(入院者を含まない)に対して複数回答で実施していますので、腰痛と肩こり両方が気になる方も多いのではないかと感じます。どちらの症状も非常に多くの方が気にされているのだなと改めて実感しました。また、"手足の関節が痛む"という症状を訴えている方は、男女とも55歳以上で第3位にランクされるほどです。高齢になると外傷しやすく、治りにくいということもあるでしょう。前回までのお話とも関係するのですが、加齢に伴って背骨や手足の関節が変性して行くことも一つの要因になっていると推測されます。出来るだけ変性を遅らせるよう、ぜひ身体からの声に耳を傾けてみてください。

もう少しこのデータを見て行くと男性と女性の差が見えてきます。

男性では15~24歳の年齢層から腰痛がランク(第3位)されてくるのに対し、同年代の女性では5位にも入ってきません。逆に肩こりは、女性では15~24歳で第1位にランクされていますが、男性では25~34歳の年齢層でやっと3位に入ってくるという状況です。二十歳前後の方では、男性に腰痛持ちが、女性に肩こりが多い(両方ではなく…)という結果です。この年代ではまだまだ全身的な問題に至るケースは少なく、局所に問題が生じやすいということでしょうか。

更に気になる点は、女性の頭痛です。5~14歳の年齢層からランク(第5位)されてくるのですが、15歳から44歳までの年齢層では第3位あるいは4位にランクされるほどです。ちなみに男性では少なく、15~24歳で第5位にランクされるだけです(5位までしか分からないのですが、他の年齢層では入ってきません)片頭痛の好発が若い女性であることからも、女性にとって頭痛がいかに気になる、悩ましいものなのかということがよく分かります。

頭痛に関しては別の機会にお話して行きたいと思っていますが、危険な頭痛をきちんと除外すれば(突然の激しい頭痛の場合は病院での検査をお勧めします)、カイロプラクティック治療に反応しやすい症状の一つと言えます。

途中から少し話がずれて行ったように感じますが、統計データからも多くの方が腰痛や肩こり、頭痛といった症状を気にされていることが分かります。実際に治療が必要な方、日常生活に支障がないレベルの方と様々だと思いますが、強さ弱さは別にして、多くの皆さんが抱えている問題ということです。それらの諸症状は、ストレス、病気といった要因でも起こるものですが、神経筋骨格系の問題が多く含まれています。症状と上手く向き合って行く方法を身につけてもらうこともカイロプラクティックの役割の一つです。気になる方は、ぜひご相談ください。

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