『身体に関するクイズをどうぞ!』
【カイロこまば通信】

カイロこまば通信は、2006年11月から当院入口で配布してきたニュースレターです。様々なテーマで健康情報を発信していますので、ぜひご覧ください。順次掲載して行きます!

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テーマ:身体に関するクイズをどうぞ!

2008年の第1号です。今回は少し趣向を変えて、クイズ形式にしてみました。

当院では各種検査の結果を踏まえ、今身体がどのような状態かについてカイロプラクティックの視点から説明させて頂いています。なるべく分かりやすく…をモットーに専門的な言葉を外してお話しするよう心がけているのですが、これがなかなか難しく、ついつい使ってしまうことも…(分からない言葉があったら質問してください)

もう一つ難しい点が身体について説明する際にどの段階から説明すべきかです。

背骨が複数の骨(椎骨と言います…)から構成されている事はある程度常識の範疇に入るかと思うのですが、椎骨と椎骨の間にある椎間板とは何かというとどうでしょう…。自律神経が交感神経と副交感神経とで構成されていることを知っている方は多いと思いますが、それぞれの働きまでは常識の範疇から外れますよね。もちろん当たり前だから説明しないということはありませんが(どちらかと言うと「それは知っているよ…」と思われているような気がしてならないのですが…)、その辺りのさじ加減はいつも悩むところです。

ということで、今回はクイズ形式で当たり前のようだけど…どうかな…といった問題(カイロプラクティックに関わる背骨や骨盤、筋肉、神経に関するクイズです…)を皆さんにぶつけてみたいと思います。○×形式で裏面に解答と解説を載せておきますので、ぜひチャレンジしてみてください。

(Q1) 骨盤の形は男性と女性とで異なる。

(Q2) 骨を強くするためにはカルシウムを摂取するだけでなく、日光にあたることも大切である。

(Q3) レントゲン写真から椎間板ヘルニアの有無を確認することができる。

(Q4) 交感神経は夜に優位で、副交感神経は日中に優位となる。

(Q5) 横隔膜とは体内で胸部と腹部を隔てる筋肉のことである。

以上です。解答へどうぞ。


それでは、解答と解説です。

(Q1) ○ 女性の骨盤は妊娠・出産のために産道にあたる空間が広くなるよう、骨盤を構成する骨(仙骨や腸骨)の形が男性と異なります。

(Q2) ○ 骨は主成分であるリン酸カルシウムの作用により硬くなるのですが、カルシウムを腸から吸収するためには活性型ビタミンD(肝臓や腎臓を経て活性化…)が必要となります。このビタミンDは日光に当たることで皮膚にて生成されます(食物からも摂取されますが…)から、適度に日光に当たることは骨粗鬆症の予防のためにも大切です(過度ではなく、適度ですよ…)

(Q3) × 椎間板は軟骨であり、X線の透過性が高いため、造影剤を使うような特殊な撮影を行わない限りレントゲン写真に写りません(骨のようにX線の透過性が低いほどその部分が白く明瞭に写ります)。椎間板ヘルニアを確認するにはMRIといった他の画像が必要となります。

(Q4) × 交感神経は活発な活動時に働く神経なので、仕事をしている日中に優位となります。一方、副交感神経はリラックス時に心臓の拍動を抑えて消化・吸収を促進させるといった身体をメンテナンスする働きをしますので、夜に優位となります。

(Q5) ○ 膜という名前はついていますが筋肉です。呼吸のためになくてはならない存在で、息を吸うときに収縮し、胸部を膨らませて肺にたくさんの空気を送り込めるようにしています。

何問正解できましたか?

健康情報はテレビや雑誌でよく特集されますから、何かのタイミングで耳にしていつのまにか当たり前のようになっていることも多いのではないでしょうか。全問正解された方も少なくないかもしれません。

でも、「たぶんそうだと思うけど、自信があるかと言われると…」という方もいらっしゃいますよね。

今年はこのようなクイズ形式でみなさんの健康に関する知識をチェックする機会も増やして行きたいと思います。その際はまたお付き合いください。

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