『新しい環境での注意点!デスクは大丈夫??』
【カイロこまば通信】

カイロこまば通信は、2006年11月から当院入口で配布してきたニュースレターです。様々なテーマで健康情報を発信していますので、ぜひご覧ください。順次掲載して行きます!

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テーマ:新しい環境での注意点!デスクは大丈夫??!

今回は職場環境、それも自分の身の回りのデスクに関するお話です。

この時期は新しい机や椅子を使い始めることが多い季節ですよね。その机や椅子にそろそろ慣れてきた頃でしょうか。でも、慣れてきたといっても、崩した姿勢で座ることに慣れてきた…ということであれば、ちょっと問題です。腰痛や肩こりが…となる前に、ぜひこの機会にデスク環境や座り方をチェックしてみてください(机が変わっていない方でも気になる方はぜひチェック)

まずはチェックポイントを3つ。

  1. 椅子の高さ
  2. パソコンの位置
  3. 机の下の空間

個々に説明すると長くなりそうなのでまとめて行きますが、話は簡単です。崩れた姿勢で座る習慣のある方は、椅子の高さを崩れた姿勢に合わせています。まずはそれを直しましょう!

椅子に深く座って(そのポジションに背もたれがくれば使いましょう)膝が90度程度で曲げられるよう椅子の高さを合わせてください。次に膝が奥まで入るように机の下を整理して椅子をしっかりと引いてください。最後に、そのポジションに合わせてパソコンのキーボードやモニターを設置し直してください(モニターの角度やキーボードの位置の微調整は大切です)

皆さんはどのようにデスク環境を整えていますか?

とにかく荷物をデスクに押し込んで、パソコンをおいて作業スペースを作り、一息ついて椅子に座って、違和感があれば何となく調節するという感じではないですか?

作業のしやすさを優先してしまう…よくある話です。上手くポジションがはまれば問題ないのですが、そのようなあわせ方をするとなかなか良い座り方にはならないものです。椅子に深く座る習慣がない方は、もっと問題が大きいです。というのは、そのような方は骨盤が後ろに傾くことで腰が丸まりやすく、姿勢を崩して環境に適合させる傾向にあります(周りの人から猫背と言われませんか?)。腰を丸めて座る姿勢は、内臓を圧迫しますので、健康全般にとってもよくありません。

デスクでの座り方が悪い人をイメージしたイラスト

さて、実際に椅子に深く座る方法でポジションを合わせてみると、しっくりくる方、逆に違和感が出る方、様々だと思います。しっくりくる方はそのままで良いのですが、違和感が出る方は少し注意が必要です。背骨や骨盤、それらを支持する筋肉が適切な座り方に適応できなくなっているということです。元の座り方は楽かもしれません。でも、今は何でもなくても、年を経ると慢性の腰痛、肩こりで悩まされることになるかもしれません(筋力の低下や背骨の変性は避けられないのです)。ではどうすれば良いかというと、適切なポジションに慣れてしまうことです(もちろん、背骨や骨盤の問題を改善した上で慣れることが一番です)。脳(姿勢制御の中枢)や筋肉がその姿勢に適応してくるには4~6週間ほどかかります(他に影響する要因がなければですが…)。でも、6週間ほど我慢すれば座り方が変わってきます。始めはすぐに違和感で耐えられなくなると思います(それが普通です。徐々に長く座れるようになってきます)耐えられなくなったら立って歩くようにして、身体をよく動かしてあげ(筋肉をリラックスさせましょう!)、その上で再度深く座り直してください(お腹と机の距離を近づけて!)

適切に座っている女性をイメージしたイラスト

最後に座り方のポイントです。それは股関節からしっかりと曲げること!です(骨盤の後傾を防ぎます)。これが出来ると背骨は自然なカーブを描きやすくなり、頭を背骨で支えやすくなります(余分なエネルギーを使わなくてすむので、筋肉の疲労を軽減できます)

職場のデスクは一日の中で一番長くいるところ…だからこそ、この機会に見直してみてはいかがでしょうか。

カイロこまば通信vol12のイメージ画像

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